フジテレビジョン「ホンマでっか!?TV」に出演しました。

2011年7月16日
Chapter-349 近代科学15の革命の中の5つの革命 

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1687年 ニュートンが万有引力の法則を発表

 万有引力はあらゆる物体がお互いに引っ張り合っているその力のことです。ニュートンはリンゴが木から落ちるのも地球が太陽の周囲を回るのも同じ万有引力が原因だと気がつきました。それより以前は人間が暮らしている世界と、月や太陽、惑星などが存在する天上の世界の世界は全く別の世界だと考えられていましたので、天体は地上とは全く異なる物理法則に支配されていると考えられていました。

1859年 ダーウィンが進化論を発表

 1835年、航海で立ち寄ったガラパゴス諸島でフィンチという鳥の仲間に興味を引かれました。当時、ガラパゴス諸島にはくちばしの形が少しずつ異なる13種のフィンチがいましたが、ダーウィンはこれらの祖先は共通で、少しずつくちばしの違いが生じていったのではないだろうか、と考えたようです。ダーウィンはここで生物は進化すると言うことのヒントを得たと言われています。

1905年 アインシュタインが特殊相対性理論を発表

 特殊相対性理論は当時26歳のアインシュタインによって発表されました。特殊相対性理論によれば、光に近い速さで飛ぶ宇宙船の中では時間の進み方が遅くなり、停止している同型の宇宙船と比べると進行方向に長さが縮んでいます。さらには、宇宙船の速度が光速に近づくほど宇宙船の質量が大きくなります。これは光速に近い速度で飛ぶために投入したエネルギーが質量に変わるためです。つまり、エネルギーと質量は同じ物だったのです。

1948年 ガモフがビッグバン宇宙論を提唱

 現在の宇宙が膨張しているのなら宇宙は過去には今よりも小さかったことになるはずです。ロシア生まれの物理学者ガモフは1948年、大昔の宇宙は今より高密度で同時に高温であり、そこから宇宙膨張が始まった、とする理論を提唱しました。この高密度で高温な宇宙の大爆発のことをビッグバンと呼びます。

1953年 ワトソンとクリック、DNAの二重らせん構造を発見

 1940年代、遺伝子を形成する物質がDNAであることが明らかになってきました。すると今度はDNA自体の構造を明らかにする研究が行われるようになりました。DNAの構造を共同で研究していたワトソンとクリックはX線を使って解析したDNAの画像などを元にDNAの新しい構造モデルを考え出しました。それが二重らせん構造です。

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バックナンバー
   
Chapter-348 親の受けたストレスは、DNA配列の変化を伴わずに子供に遺伝する  
Chapter-347 耳あか遺伝子   
Chapter-346 長期記憶のメカニズム  
Chapter-345 動物の細胞は自律的に集まって器官をつくっていた   
Chapter-344 悪性腫瘍と胎生は進化の上でのトレードオフか  
Chapter-343 LHCが人類の歴史上最も密度の高い物質を生成  
Chapter-342 羽の起源  
Chapter-341 Gravity Probe A, B  
Chapter-340 ウイスキーの化学   
Chapter-339 シュレーディンガー猫状態光パルスの量子テレポーテーションに成功    
Chapter-338 さくら(/アイスキューブ)   
Chapter-337 人為的に記憶力を増強できるらしい  
Chapter-336 人工肉  
Chapter-335 見えないのに見えている可能性   
Chapter-334 テトラシラシクロブタジエン   
Chapter-333 国際宇宙ステーションの日本モジュール「きぼう」からの小型衛星の放出実験について  
Chapter-332 小学生の大規模研究で英単語を処理する脳活動の基本パターンを解明  
Chapter-331 リチウム−空気電池  
Chapter-330 熊の冬眠に関する新発見・他  
Chapter-329 恐竜の前足と鳥の翼の関係   
Chapter-328 人の振り見て我が振り直せの科学  
Chapter-327 国際化学年  
Chapter-326 お茶の効能を分子レベルで解明  
Chapter-325 雷による反物質ビームの照射  
Chapter-324 デニソワ人、現生人類と交雑の可能性  
Chapter-323 新しいトランジスタを開発  
Chapter-322 正しい枕で正しい眠り  
Chapter-321 太陽系に関する近頃の発見  
Chapter-320 低い当選確率を高めに見積もるワクワク感  



>> 「Mowton(放送終了)」はこちら

Science-Podcast.jp 制作






科学コミュニケーター 中西貴之(メール
アシスタント BJ

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2011年5月13日
独立行政法人理化学研究所
但し、独立行政法人理化学研究所使途特定寄附金「播磨研究所X線自由電子レーザーSACLAに関連する研究及び運営推進のため」として

         
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    Chapter-321 番組MP3 Chapter-321 配付資料pdf 
Chapter-315 グリーゼの惑星
    番組全編 MP3  配付資料 pdf  
サイエンスアゴラ2010特番
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Chapter-253 水にも構造がある
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ナビゲーター 中西貴之 obio@c-radio.net
 1965年生まれ
 島生まれの島育ち
 応用微生物学専攻
 現在化学メーカーの研究所勤務
 所属学会 日本質量分析学会 他
 日本科学技術ジャーナリスト会議会員

ナビゲーター BJ
 インターネット放送局くりらじ局長

 


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