2007年12月22日 脳の神経細胞は、一つの機能を一カ所に集まっている多くの細胞が分担して担っています。第一視覚野は後頭葉と呼ばれる大脳の後部に位置し、目の網膜からの信号を大脳の中で初めに受け取る領域です。第一視覚野の機能は映像から明るさ、コントラスト、輪郭などを検出したり、左右の目からの像を統合する機能を果たすことです。が、視覚情報は第一視野角からその他の領域を経て情報処理され物体を認識します。 視覚情報 視覚からの最初の情報の受け入れを行っている第一次視覚野において、「カタツムリのゆったりした歩み」や「鳥のすばやい羽ばたき」など、スピードが異なる動く映像に応じて機能する部位が存在していることが機能的磁気共鳴画像法(fMRI)を用いた研究で発見されました。眼で見た物体が変化するスピードを脳が把握する専用のユニット構造を発見したのは、世界で最初のことです。
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