2008年3月15日 土井宇宙飛行士ら7人のクルーと「きぼう」日本実験棟船内保管室をのせたスペースシャトル「エンデバー号」が、2008年3月11日日本時間15:28にNASAケネディ宇宙センターから打ち上げられ、3月13日(木)12:49(日本時間)にシンガポール上空で国際宇宙ステーション(ISS)とドッキングしました。 さて、今回宇宙空間に上げた船内保管室は直径(外径)4.4m、長さ4.2m、重さ4.2tの円筒型で、「きぼう」の中で比較的地味な存在ですが、実はこれが日本初の有人宇宙基地になります。船内保管室は、打上げ時には実験ラックなどを運ぶためのコンテナとして使用され、軌道上では主に保管庫として使用されます。内部には、システム機器、実験装置などのメンテナンスに必要なツールや、実験試料、そして万が一の機器の故障時に備えて予備品などを保管しておきます。 「きぼう」は主に「船内実験室」、「船外実験プラットフォーム」というふたつの実験スペース、「船内保管室」、「船外パレット」のふたつの保管スペース、実験や作業に使用する「ロボットアーム」、「衛星間通信システム」の6つから構成されます。 船内実験室・・・「きぼう」の中心となる実験スペースで、1気圧の空気で満たされており、宇宙飛行士が普段着で実験を行うことができます。主に微小重力環境を利用した実験を行います。 「きぼう」での実験
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