2008年9月27日 地球温暖化防止の観点と原油価格高騰により自然エネルギーが脚光を浴びています。自然エネルギーとして開発が先行しているものには風力や太陽光がありますが、日本は火山や温泉に恵まれていますので、地下からわき出すエネルギーは豊富です。資源小国・日本においては、これらの火山や温泉のエネルギーを地熱発電として活用することは非常に有効です。 地熱発電の最大のメリットは、エネルギー源が元々熱を持っているので、火力が薬研視力とは異なり、発電タービンを回すための蒸気を発生させるネルギー源が不要であることがメリットです。さらに、二酸化炭素を発生せず、石油や石炭のように枯渇の心配もなく半永久的に利用が可能です。さらに、風力や太陽光などの他の自然エネルギーとは異なり、天候に左右されないというメリットもあります。 ところが、地熱を用いた発電所の建設にはいくつかの障害があります。それらは次のようなものです。 ・同じく地熱を活用し温泉に生活を依存している建設予定地住民の反対 今後は、新エネルギー利用特別措置(RPS)法における自然エネルギーに高温の蒸気や熱水をそのまま利用する地熱発電を含めるなど、地熱発電所開発の迅速化や法整備などの制度整備が必要です。
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