2011年11月12日 【ヴォイニッチの科学書《有料版》番組要旨】 アフリカ・ソマリアの地下洞窟で47時間周期の体内時計を持つ魚が発見されました。人間は太陽の光を浴びることによって体内時計を調節し、24時間の周期を保っていますが、この魚は数百万年前から洞窟で生活を続けていて、目も退化し、光にも全く反応しなくなっています。けれど、体内時計は維持されていて、一方では47時間という不思議な周期を持っているのも謎です。 ▼イモリの驚くべき再生能力 両生類は手足を失ってもすぐに生えてくるなど、すぐれた臓器の再生能力を持っていますが、イモリは目の水晶体を16年間で18回失っても再生することが出来ることが分かりました。イモリは通常の両生類同様に手足の再生はいとも簡単に行うほか、目、心臓、脳なども再生することが可能で、イモリの再生能力がどの程度あるものなのかはこれまでよく分かっていませんでしたが、今回の研究で一生に渡りその能力が維持されつづけているらしいことが分かりました。 長崎県佐世保市の九十九島水族館「海きらら」と水戸市の常磐(ときわ)大の共同研究で、イルカがショーなどで共同作業を行う際、鳴き声を出してタイミングを合わせる習性があることを明らかになりました。動物同士が鳴き声を「かけ声」として使用していることが確認されたのは初めてです。 ◇ ◇ ◇ (FeBe! 配信の「ヴォイニッチの科学書」有料版で音声配信並びに、より詳しい配付資料を提供しています。なお、配信開始から一ヶ月を経過しますとバックナンバー扱いとなりますのでご注意下さい。)
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このページはインターネット放送局くりらじが毎週放送している科学情報ネットラジオ番組「ヴォイニッチの科学書」の公式サイトです。放送内容の要旨や補足事項、訂正事項などを掲載しています。
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