2009年1月24日 ジョットコースターの魅力の一つが体にかかる力の変化です。これを科学的に考えてみると、重力加速度、空気抵抗、遠心力、レールと車輌の摩擦など様々な力が複雑に加算されています。ただ、現実問題としては体にかかる力は重力と遠心力の二つの力でだいたい説明ができます。遠心力というのは円を描くような運動によって外向きに働く力です。重力は一定ですが、遠心力は速度が速いほど、カーブがきついほど強い力(G)が生まれます。 最近のジェットコースターでは5G、6Gに達するものもありますが、これは60kgの体重が300kg、360kgにもなるほど押さえつける力です。ジェットコースターで強いGがかかるのは一瞬ですが、あまりにGが大きくなったり、長時間続いたりすると一時的に脳や目が酸欠になり思考能力が低下したり視野が黒くなったりしますし、もっと激しくなると毛細血管が破裂するなどして危険です。 では、ジェットコースターで最高のGがかかるのはどこでしょう。遠心力を計算式で表すと では車輌の前の方と後の方、スリルがあるのはどちらでしょうか?
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