2009年2月28日 すばる望遠鏡が海の材料を発見したかもしれない 地球は「水の惑星」と言われますが、この豊富な水はどこから来たのでしょうか? 世界初 人工衛星の出会い頭衝突事故 2009年2月11日午前2時ごろ、米国の商用衛星通信システム「イリジウム」の衛星が1993年に打ち上げられ、10年前に運用を停止していたロシアの通信衛星「コスモス2251」と衝突しました。破壊された両方の衛星は数百個の破片となり、地球を回る軌道上に飛び散りました。これらの破片のような宇宙ゴミをスペースデブリと呼びます。 宇宙ステーション長期滞在による骨への影響は深刻かもしれない 国際宇宙ステーションに半年間滞在すると座骨の強度が平均14%も低下することが明らかにされました。女性1人を含む13人の宇宙飛行士をCTスキャンで調べた結果、13人のうち3人は半年間の滞在で骨の強度が20〜30%も低下しており、これは骨粗しょう症と診断された高齢女性に匹敵する値です。 地球のすぐ近くに小惑星があるのがまた見つかった 「2009 BD」と名付けられた小惑星が地球と同じ軌道を地球と同じ1年の公転周期で公転していることが明らかとなりました。このような小惑星は「地球共有軌道小惑星」と呼ばれています。これまでに知られている地球共有軌道小惑星としては、1999年から2006年までの7年間、「第2の月」のように地球のまわりを回って、現在は遠ざかっている2003YN107があります。 日本初の無人補給機が公開されました 国際宇宙ステーションに物資を運ぶ貨物船は現在、ロシアの無人宇宙貨物船プログレスが活躍していますが、日本初の無人補給機「HTV」の1号機の開発が大詰めを迎えています。開発中のH2Bロケットで2009年9月に打ち上げる予定です。 HTVは全長約10メートル、直径約4.4メートルの円筒形で、国際宇宙ステーションに滞在する宇宙飛行士の食料や日用品、実験装置など一度に約6トンの物資を運ふことができます。
|
Science-Podcast.jp
制作
このページはインターネット放送局くりらじが毎週放送している科学情報ネットラジオ番組「ヴォイニッチの科学書」の公式サイトです。放送内容の要旨や補足事項、訂正事項などを掲載しています。 [この番組の担当は・・・] [他局の科学番組] |